西工大「夢追人」工学部電気情報工学系

今熱中している“学び”について

西工大では3年次の後期からゼミを選択して自分の興味のある分野の研究がスタートします。私はエネルギーの分野に興味がありましたので、池田英広教授の研究室を選択し、パワーエレクトロニクスや制御工学といった強電の分野を専門に研究しています。その中でも注目しているのは「磁界共鳴型ワイヤレス給電」に関する研究や、「電気自動車の急速充電器」に関する研究といったエコロジーをテーマにした研究です。まだ研究はこれからですが、これから先エネルギーについて考えるとき、エコロジーというのがひとつの大きなテーマになってきますので、今私が取り組んでいることはとても大きな意味のあるものだと感じています。

西工大の“学び”を通じて考える将来の道

そもそも何故私がエネルギーの分野に興味があったのかというと、それは忘れもしない2011年3月11日に発生した東日本大震災です。この震災により福島第一原子力発電所の事故が引き起こされ、日本のエネルギーの在り方が問題として浮上しました。今まで当たり前のように存在していたものがそうでなくなり、疑いもしなかったものが問題として私たちの前に突きつけられた気がしました。その時からエネルギー問題を解決するための研究、仕事に就くことが目標になり、その目標への第一歩として西工大に入学しました。西工大での研究からものづくりの核となる部分を学び、将来的には新エネルギーの研究や、従来のエネルギーでも大きな成果を生み出す方法を研究し、その経験を活かせる職業に就きたいと考えています。

工学部を目指す受験生のみなさんへ

私は高校では普通科を専攻していましたので工学に対する専門知識もなく、かなり不安でしたが工学は数学の基本をしっかり身につけていれば解決できることも多く、無事合格することができました。そのとき高校の頃の基礎学習はとても大切だと痛感しました。受験生のみなさんも受験に対して不安になることがあるかもしれませんが、強い思いを持って頑張って下さい。西工大なら普通科出身の私にも分かりやすく丁寧に教えてもらえますし、大きな目標に対しても先生方の熱心な指導を受けることができます。