電気情報工学系 電気電子コース

エレクトロニクスと電力を学び第一線で活躍する電気電子技術者に

IT技術まで備えた実務的な電気電子技術者として、業界の第一線において活躍できることはもちろん、高等学校(数学・工業・情報)や中学校(数学)の教員への道も開かれることが電気電子コースの特長です。第一・二種電気工事士、第三種電気主任技術者の資格取得を目的とした「実践電気工学Ⅰ〜Ⅳ」を、早くも1年次から開講するなど資格取得対策にも力を注ぎ、その結果、第一・二種電気工事士の合格率は、例年90%以上を誇ります。また、学内には電気電子に関する数々の実験設備があり、デジタル製品の核となるIC(集積回路)を構成する半導体の製作過程を体験するための実験装置や、高度1,000mの飛行機に雷が直撃する時を擬似的に再現できる高電圧実験装置、電気自動車や電動バイク、全方位移動ロボット、小水力発電機などで学生が高度な技術を体験的に理解するのに役立っています。

取得できる資格

取得できる資格
  • 高等学校教諭一種免許状(数学・工業・情報)
  • 中学校教諭一種免許状(数学)
在学中に
受験できる資格
  • 技術士補
予備試験などが
免除される資格
  • 電気工事士(第二種)
受験資格が
得られる資格
  • 電気工事士(第一種)
実務経験を経て
取得できる資格
  • 第一級陸上特殊無線技士(資格認定校)
  • 第三級海上特殊無線技士(資格認定校)
  • 電気主任技術者(電験)(第一・二・三種資格認定校)
実務経験を経て
取得できる受験資格
  • 技術士

就職状況

主な進路・就職先 (2013~2015年度 五十音順)

石川金属工業㈱/宇部興産㈱/㈱沖電工/㈱関電工/九州電気システム㈱/九州旅客鉄道㈱/㈱九電工/㈱きんでん/山九㈱/山九プラントテクノ㈱/JFEスチール㈱/静岡瓦斯㈱/新日鐵住金㈱/中央電設㈱/㈱中電工/西日本旅客鉄道㈱/西日本電気システム㈱/野里電気工業㈱/三菱電機ビルテクノサービス㈱/山口合同ガス㈱/吉川工業㈱/九州工業大学大学院/熊本大学大学院/鳴門教育大学大学院/山口大学大学院

カリキュラム

1年次では、電気電子工学分野への興味と関心を持たせるための導入教育を実施。加えて電気電子工学の根幹である電気回路科目を配置することにより、基礎知識をしっかりと固めていきます。

高校時代、物理に力を入れなかったので「基礎電気回路」などの授業は苦労しましたが、先生や友人に積極的に質問してきちんと理解できるようになりました。

エネルギーの利用や情報信号の伝送などに優れた伝達特性をもつ電気。電気を伝達する電気回路における電圧、電流、電力などの関係を明らかにする解析理論を学びます。

  • 基礎電気回路
  • 実践電気工学
  • 情報処理応用
  • 環境学概論
  • 電子計算機概論
  • 工学実験
  • 基礎プログラミング ほか

電気工学分野の専門科目および電子工学分野の基礎科目を学習。また専門科目の理論的知識の理解を助けるために、電気工学、電子工学、情報工学において、それぞれ基礎的実験を重ねていきます。

「実践電気工学」の授業を受けて電気工事士の国家試験の受験を決意。土曜日にも先生が実技などの指導をしてくださり、第一種、第二種電気工事士に合格することができました。

過渡現象、変圧器の設計試作、電力測定、トランジスタの静特性、数値計算基礎などについて各種測定機器で電気の諸現象を観測し、電気理論を直接体験します。

電気、電子、情報、制御、通信などの最も基本となる諸現象や理論を学びます。静電気現象から電気と磁気が作用し合う静磁界、電磁誘導までを講義します。

  • 実践電気工学
  • 電気基礎実験
  • 電力工学
  • エネルギー変換
  • 電気磁気学
  • 電気回路
  • 電子回路
  • 集積回路 ほか

実務技術者の素養をよりいっそう高めていくために、電気工学分野および電子工学分野の専門実験を積み重ねていきます。また将来に向け自分の興味・関心のある分野を、さらに絞り込んでいきます。

専門的な内容が増え、座学に加えて技術の修得も多くなります。「電気電子工学実験」では組み立て図を読み取って機器の配線を行うなど難しいポイントのクリアに達成感がありました。

LED応用回路の製作実験やFA機器の省力化、自動化に不可欠なプログラマブルコントローラ、パソコンで容易に制御できるステッピングモータなどの基礎と応用を修得します。

無線通信などを行う場合に必要な回路、通信方法、アンテナ、法規などについて講義。FM送受信装置やレーダ、電波法、無線局運用など資格取得も見据え、具体的に学びます。

  • 電力伝送システム
  • 電気設計製図
  • 電気機器
  • 電子機器システム
  • 電子デバイス
  • パワーエレクトロニクス ほか

4年次は、それまでの学習の成果を発表する時期。各自の専門分野のなかで研究テーマを選択・決定し、担当教員のもと卒業研究を進めていきます。

教えられたことを覚えるそれまでの授業と違い、問題点を見つけ出し、その解決へのアプローチ方法を自分で考えるのが卒業研究。やる気の継続や自発的な努力が身につきました。

より高性能なセキュリティセンサをつくるため、小型で高出力なサンサタグ(無電源パルス発生素子)の実現を目標に、光学顕微鏡でアモルファス薄帯の磁化過程を調べています。

  • 卒業研究(テーマ)
  • 「応力下におけるアモルファス細線の磁気特性および磁壁伝搬速度の測定」
  • 「電気自動車の走行距離向上に関する研究」
  • 「全方位移動ロボットの開発」
  • 「デジタルパワーアンプの特性調査および応用」 ほか

デザイン学部

西日本工業大学のデザイン学部は、建築学科と情報デザイン学科の2学科から編成されこれからのクリエイターに求められる力を身につけていきます。
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授業風景

西日本工業大学の授業風景を動画で紹介しています。
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留学生Voice

西日本工業大学から海外の大学へ、また母国を離れ西日本工業大学で学ぶ留学生の方の留学体験談を紹介しています。
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西工大はものづくりの街にあるんです!

日本有数の産業拠点・北九州市および京築地域、この街のすべてが学びのフィールドです。
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資格取得

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