西工大の教育方針

西日本工業大学は、「人間性に支えられた高度な工業技術者を広く学術の研鑽を通じて育成する」という建学の精神の下、「人を育て技術を拓く」を基本理念に、教育を展開しています。

教育内容の体系化

教育

教育課程について

教育課程は、「教養教育科目」、「学部共通科目」、「専門教育科目」で編成されています。

教養教育科目 高等学校から大学への円滑な移行を図り、大学で主体的に学習する方法・態度を身につけるための「基礎スキル科目」、人間理解の方法や幅広く深い教養、豊かな人間性を身につけるための「総合共通科目」、専門教育を受けるために欠かせない基礎的知識や能力を身につけるための「専門基礎科目」に分類されています。

学部共通科目 学部を通して必要な知識を与えるための科目で構成されています。工学部では、導入教育としての科目「工学実験」や数学系科目、環境に関する科目、専門分野で基礎となる科目が配置されています。デザイン学部では、デザインの基礎となる科目及び数学・物理の概論的科目で構成されています。

専門教育科目 学科あるいは系に固有の専門教育を授けるための科目です。4年次の「卒業研究I、II」では、各専門に応じたテーマについて研究することによって、問題発見能力、解決能力、プレゼンテーション能力の向上に努めています。

履修に関する規程

卒業要件単位数を124単位以上と定め、その内訳として、「教養教育科目」の「基礎スキル科目」から2単位以上、「総合共通科目」から8単位以上、「専門基礎科目」から10単位以上、「学部共通科目」及び「専門教育科目」から90単位以上を修得しなければならないと定めている。

教授方法改善について

教職員研修会で有用な教授方法の紹介及びFD委員会主催のFD 研修会で外部講師による講演を実施している。また各学期に各学科・系で1科目を指定し、教員による授業参観を実施し、アンケート調査を行っている。さらに、各学期の後半に実施する学生の授業アンケートの結果に従って、各教員は教授方法の改善を行っている。

工学部

1年次の「工学概説」で本学工学部の専門内容を示し、複合技術に対応できる素養を与えている。

1年次に「工学実験」を配置し、本学工学部の各専門に関する初歩の実験を行うことで、工学に対する興味を喚起している。

入学後に数学と英語を対象にプレースメントテストを実施し、その結果を踏まえて数学・物理系科目及び英語科目の習熟度別教育を実施している。

デザイン学部

低学年次より専門への意欲・関心を高め、自学力を向上させるために、1年次に「デザイン学概説」、「美術史」を配置している。また建築学科では「建築デザイン基礎」「住宅デザイン」「建築計画I」「建築計画II」など、情報デザイン学科では「プロジェクトI」「プロジェクトII」などの地域を志向した専門領域で「課題発見・分析」「課題解決・実践」のグループワーク等のPBL型授業科目を配置している。